INTERVIEW
Q. 学校の教育方針や教育理念、校風について教えてください。
本学院は、幼きイエズス修道会を母体とするカトリックのミッションスクールです。1961年に久留米信愛女学院高等学校をスタートさせ、1990年には中学校を併設し、中高一貫教育にも取り組んできました。
学院の使命は、カトリックの教育理念に基づき、すべての人々の命を大切にし、誠実かつ敬虔にして、公共の福祉、平和の実現にすすんで貢献できる人物を育成することです。
カトリック校ならではの宗教教育や毎日の祈りの中で、多様性を理解し、とりわけ弱い立場の人々を大切にする豊かな心を身につけることができます。また、対話型授業をはじめ、校外研修報告や模擬選挙、学校行事を運営する実行委員会活動など、多くのアウトプット型の教育活動を通して主体性を磨くこともできます。
信愛は、落ち着いた学習環境ときめ細やかな指導のもとで、全人格的開発が体感できる学校です。
Q. 今回制服を変えた理由を教えてください。
2020年度は東京オリンピックの年であり、高大接続改革をはじめとする日本の教育改革が本格的に実行に移されていく年にもあたり、そこから期を画すように様々な面で新しい時代に入っていくことが予想されます。
本学院も、2020年に創立60周年の節目を迎えます。節目の年に向けて、私たちは学院をあげて「信愛 ひらく プロジェクト」を進めてまいります。これは、「未来を拓く、自分を啓く、学院を開く」をコンセプトに、信愛に集う生徒の皆さんが「主体性を養い、多様性を受け容れ、協働性を身につける」ための教育をあらゆる面で再検討し、発展させ、実践に移していくものです。2018年度からの中学校の共学化、2019年度からの高校の共学化は、そのプロジェクトの一環として実施に移されるものです。
制服リニューアルもこのプロジェクトの中で、信愛の新たなステージを創り上げる「象徴」としたいと実施したものです。
久留米信愛は、4つの姉妹校で130年以上にわたって孜々営々と積み上げてきた「信愛教育」を確固たる基盤としながらも、新しい時代の要請に応えられる人物の育成の道を歩んでいきます。
COMMENT from DESIGNER
デザイナーからのコメント
明るい紺が華やかな印象を与えるブレザースタイル。 女子ジャケットのバックリボンとスカートの裾のラインが、 上品さと可愛らしさのポイントです。 ネクタイ、リボンには爽やかなブルーのチェック柄をあわせました。