創立100周年を記念して2018年にO.C.S.D.採用校となった総社高校では数年前からGIP(頑張る子・育成・プログラム)など独自の教育プログラムがスタート。制服を通して次世代への取り組みについて話を聞いてみました。
-創立100周年を終えてどのような変化がありましたか?
まずは2年前に制服が変わったことは大きな変化だと思っております。
また、「総高101の教育プラン」として5年前からGIP(頑張る子・育成・プログラム)という個性を生かすプログラムをスタート致しました。
-まず、GIPというのはどのようなプログラムでしょうか?
2021年は「高大接続システム改革」にあたり、新しい大学入試に対応するべく、「真の学ぶ力」を養成し、これからの時代にフィットした教育を目指していき、総社地域から羽ばたき、広く社会で活躍できる生徒を育てていきたいという考えからスタートしたプログラムです。
-ICTを取り入れたり、校外講習など、学びにおけるマンネリなどを解消されているようなイメージですが、生徒の反応はいかがでしょうか?
研修や海外学習などには積極的に取り組んでおります。
成績が伸び悩む生徒がいれば面談などでメンタル的なサポートを行い、頑張る子に対しては精一杯応えるようにしております。
-新制服についてお聞きしたいのですが、採用にあたりどのような取り組みを行いましたか?
実はこれも「総高101教育プラン」の1つとして検討がスタート致しました。
まずは200年目に向けてふさわしい制服になっているのか?生徒たちの学校生活を充実させているのか?など、他校の制服研究をはじめ「制服検討委員会」を立ち上げて制服を検討する機関が設立されました。
-生徒たちの学校生活を充実させているのかについてはどのように調査されたのですか?
全生徒に現行の学校制服の着心地アンケートをとり、生徒会やクラブのリーダーを集めて座談会も実施しました。
-生徒の声はどのような結果になりましたか?
アンケート中で一番多かった声が、ウエストがゆったりしすぎていたり、首まわりが窮屈だったりと、今の子供たちの体型に合っていない事がわかりました。
教員だけの意見交換では汲み取れない悩みなどが拾えてとても良かったと思います。
制服のデザインについては総社高校の採用校ページに掲載しております。
https://www.ocsd.jp/school/okayama-soja/
-デザイン選考もファッションショーを行い、生徒を主役としたものが物が多く学校が一丸となって決めている雰囲気がありましたね。
オープンスクールで行った、ファッションショーでは生徒がモデルなり、とても盛り上がりました。先輩たちが着る自分たちの新制服を投票するというシステムはとても新しく、大成功に終わりました。
-立ち上げ間もないO.C S.D.という学校制服ブランド採用を検討するまでには、色々考えられた感じでしょうか?
まず、制服を検討する際に卒業生でもある難波知子さんという「制服史」の第一人者の方のバックアップがあった事はとても励みになりました。
また、若いデザイナーを要するO.C.S.D.を明石さんにご提案いただき、生徒たちにあった制服をご提案していただけると思いご相談させていただきました。
-次の200年目に向けてメッセージなどありますでしょうか?
コンセプトが「伝統校にふさわしい気品と風格を感じられ進歩的、知的、上品、清楚で校風にあったこれからの未来に向けたデザイン」にふさわしい制服ができたと自負しております。
次世代に向けた一歩一歩を一緒に歩み出してもらえると嬉しいです。
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※本記事は2019年11月に取材を行ったものとなります