さまざまなシーンで活躍する先輩たちにも学生時代があり、不安が時々自分をダメにしてしまったり、ブルーにこんがらがった経験や時代があるはず!?
先輩たちの歴史を学んで未来にいかすインタビュー「教えて〇〇さん!!あの時どうでした?」がスタート!!
今回第8回目のゲストとして白根ゆたんぽさんをお迎えして、学生時代の話を含め現在の活動についてきいてみました!
-今回のイラストのデザインイメージについて教えてください!
白根ゆたんぽ:今回、制服がテーマというところで、制服と主役にした絵にしようと思い、夏服と冬服を同じ絵の中に描いてみました。
制服を着ていて楽しそうな学生さんを描ければいいなと思いながら制作しました。
-普段制作されている作品のイメージと今回の作品ではガラッと違う印象になると思うのですが、ファンの方の反応はいかがでしたか?
白根ゆたんぽ:自主的に制服を描くことはほとんど無いので、いつも作品に対して反応してくれる方達は、今回は今回で楽しんでいただけたというような印象です。
今回は学生に向けたチャリティプロジェクトなので、まずは実際に制服を着ている学生さんたちに楽しんでもらえていたらいいなと思っています。
あと、知り合いの女子高生をモチーフにした漫画を描いている方からは、SNSでメッセージを貰ったりして、「制服のゆたんぽガール初めて見たので新鮮です。」といった反応をいただいたので、それは良かったなと思います。
-白根ゆたんぽさんがイラストレーターになるきっかけはどのような出来事だったのでしょうか?
白根ゆたんぽ:元々絵を使った仕事・ビジュアルに関わる仕事をしたいなと思っていたのですが、”イラストレーター”という職業を意識したのは、イラストレーションのコンペで大賞を取っていた方の作品を見たのがきっかけです。それを見て「イラストレーションとしてもこういう絵が描けるのか」と思ったと同時に業界への興味が出てきてイラストレーターを目指してみようと思いました。
-高校を卒業した後、専門学校に通われていたとのことですが、その頃からアートへの興味はあったのでしょうか?
白根ゆたんぽ:小学生の時は漫画、中学からはアニメも好きになって、最初はアニメーターに憧れていましたね。
中学の頃からデザインの専門学校があるというのは知っていて、高校を卒業したら専門学校に行くと決めていました。なので、高校を選ぶ時は、高校を卒業するまではなるべく楽しい高校にいたいなという思いで選びました(笑)
-学生時代に部活動等、何か熱中したものはありましたか?
白根ゆたんぽ:高校生の頃は軽音楽的な部活に所属していました。結構自由な高校だったので、美術部や文化系の部活にも顔をだしたりしていましたね。他にも同人誌をつくるサークルがあって、そこでは漫画を描いたりしていました。
-専門学生の頃に学校以外で何か見に行ったりインプットはされていたのですか?
白根ゆたんぽ:学校が渋谷にあって、通学の時も世の中の新しい物に触れることができていたので毎日刺激を受けていたのだと思います。
-いざ専門学校でデザインを学んで何か心境の変化などありましたか?
白根ゆたんぽ:最初はグラフィックデザイナーとかになるんだろうなと思いながら通っていたのですが、コンペに応募したり日々色々なものに触れていく中で、「絵で何か仕事ができないかな」という気持ちに変わっていきました。
-絵を仕事とした当初はどのような流れで活動されていたのですか?
白根ゆたんぽ:実は就職はしていないんですよね。今の活動に繋がるきっかけとなったのは大まかに2つあって、一つ目は憧れの人の所へ自分の絵を見せに行ってその方の所でお手伝いをするようになったのがきっかけで、二つ目は、渋谷PARCOのイベントアルバイトをやっていたところ、渋谷PARCOのフリーペーパーのお手伝いをすることになってそこで連載をもらうようになった。という二つの出来事とその他の細かい個人的な活動がいろいろと繋がって徐々に仕事が広がっていった感じですね。
-今の若い学生の皆さんにメッセージをお願いします!
白根ゆたんぽ:ちょっとでも好きなもの、興味あるものに触れる時間が増えていったらいいなと思います。それを見つけられたら、他のことが辛くても多少は耐えられるんじゃないかなと思います。 あとは、将来やりたいことを見つけなきゃ!とプレッシャーに感じてしまうと思うのですが、 逆にこれだけはやりたくない!というものを見つけるというか、例えば「満員電車の通勤は嫌だ!」とか(笑) そういうところから消去法で職業・なりたいものを決めていくのもいいんじゃないかなと思います。
1968年埼玉県深谷市生まれ。桑沢デザイン研究所卒業後フリーのイラストレータとして活動をスタート、現在ではシンプルな描写で女性を描くスタイルを主軸に幅広いジャンルのクライアントワークを受ける一方で、デジタルペイント、ドローイング、油彩、水彩など様々な手法を用いて個展、企画展などで作品を発表する。近年では国外での個展開催やアートフェアへの出展も行う。