さまざまなシーンで活躍する先輩たちにも学生時代があり、不安が時々自分をダメにしてしまったり、ブルーにこんがらがった経験や時代があるはず!?
先輩たちの歴史を学んで未来にいかすインタビュー「教えて〇〇さん!!あの時どうでした?」がスタート!!
今回第7回目のゲストとしてisayamaxさんをお迎えして、学生時代の話を含め現在の活動についてきいてみました!
今回の企画を受けた理由について
-この度は、O.C.S.D.チャリティー企画に参加していただきありがとうございます!!まずは、今回のチャリティー企画に賛同してくださった理由を教えてください!
isayamax:制服をモチーフに描いたことが無かったので、面白そうだなと思ったのが一つと、あとはAKB48 15周年記念コラボグッズの制作を並行でやらせていただいていたので、是非やりましょう!という気持ちで参加しました。
-今回のイラストデザインポイントについて教えてください。
isayamax:今回制服がテーマ・女の子縛りということで、自分なりにどうやって崩して表現しようか難しい部分もあったのですが、放課後に友達同士で買い食いしている様子を描きました。見て下さる方々に自由に受け取ってもらえたら嬉しいです。
-isayamaxさんは高校生の時、どんな学生でしたか?また学生時代から絵や作品を制作されていたのでしょうか?
isayamax:中学・高校は夢もなくダラダラと過ごしていました(笑) 絵は趣味程度で、コソコソ授業中にパラパラ漫画を描いたりとかしていました。中学~高校の最初まではバスケ部に所属していて、部活を辞めた後は音楽バンドを組んだりもしていましたが、夢というものには直結しなかったですね。
-学生時代、将来なりたい職業などはありましたか?
isayamax:中学・高校の頃は明確な夢は無かったですね。
大学は経済学部に入っていたのですが、 将来何しようかなと考えたときに、 インターネットで色々と調べたら”デザイン”という職業が引っかかって、デザイナーになりたいなと思い始めました。
当時ピクサー作品が好きでモンスターズインクを観て、CG技術が凄いなと思っていました。そこから「CG 福岡」とかで調べて出てきたデザインの専門学校に入り、 MacintoshやAdobeに出会って、「俺はこれしかない!」と思い、デザインに目覚めましたね。1年生の頃から学校に来ていたデザイン会社の社長さんにアピールしてその方の会社でアルバイトとして働き始めました。そこから今現在に繋がっています。
– 90年代の漫画・音楽・カルチャーの影響を受けているとのことですが、作風の面で大切にされていることはありますか?
isayamax:僕は光の陰影といったヨーロッパ的な表現よりも、日本らしい平面・線画というのを大切にしています。
入り口としては日本の作家さんの影響を受けているのですが、掘り下げていくと海外のカルチャーにたどり着くという感じですね。
日本の作家さんもフランスの「バンド・デシネ」という漫画文化に影響を受けていたりしています。僕もメビウスというフランスのバンド・デシネの作家さんの画風が好きだったり、カネコアツシさん(漫画家)の「BANBi」というアメコミタッチな作風の影響を強く受けていて…でも、それらをもっと掘り下げていくと”浮世絵”に辿り着きますね(笑)
-今の活動に至る経緯はどのような流れだったのでしょうか?
isayamax:アルバイトとして働いていたデザイン会社に23歳でそのまま就職し”商業イラストレーター”として働いていました。そこで約8年間働き、プロダクトに関わるお仕事をしていて海外に出張に行ったりしてました。今のようになったのはInstagramの投稿を始めたのがきっかけですね。
-今の若い学生の皆さんにメッセージをお願いします。
isayamax:回り道を恐れるな!と伝えたいですね。何かを行う時に、何事も続けることが良い!という風潮があると思うのですが、やってみて別の選択肢に進みたいなと思うこともあると思うんです。そういった時には一つそのレールから外れてみてもいいんじゃないかなと思います。回り道を恐れず、何事もチャレンジしてほしいなと思います。
福岡出身在住のイラストレーター。
デザイン制作会社を経て、2013年4月より独立。2019年には東京原宿と大阪梅田にて個展を開催。クールな人物像に、ポップなカラーリングと時代やファッション感を据えポジティブに描く。雑誌、広告、ブランドコラボ、壁画など幅広い分野で活動中。