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  • インタビュー

O.C.S.D.チャリティーアート展インタビュー「丁子紅子」

神尾なつみ
2023.11.07

11月17日からバーニーズ ニューヨーク銀座本店にて行われる「O.C.S.D.チャリティアート展」
今回は参加アーティスト『丁子紅子』さんにインタビュー!
作品の見どころなどについて聞いてみました。
著者名:神尾なつみ

写真 中條未来
写真 中條未来

-これまでのキャリアと現在の活動について教えてください。

丁子紅子:美術科のある高校に入学して日本画専攻に通い、そこから日本画を学び始めました。その後女子美術大学の日本画専攻に入学して日本画を学び、ジュエリーのオーダーメイド、リフォームを中心に行っている会社に就職しました。

約3年くらい勤めた後退職し、現在は絵を中心に活動しています。

幼い頃から絵を描くことが好きだったとのことですが、具体的なきっかけなどがあれば教えてください。

丁子紅子:叔父が絵描きをしていたこともあって、幼い頃から絵に触れる機会が多かったんですよね。自然と絵を描くことが好きになっていました。

個展を見に行ったり、叔父が現代童画会に入っていたので都美術館での展示を毎年見に行っていました。

他にも、叔父の友人がやっている絵画教室に幼稚園の頃から通っていて、そこで学んだことが大きく影響していると思います。

絵画教室がとっても楽しくて、私自身絵を描くことはもちろん好きだったけど、自分から絵を描きたいからこの学校に行こうというのは考えていなかったです。

絵の道を進めてくれたのは両親と叔父で、見ていて好きそうだったから両親にそういう道もあるんじゃない?と進めてもらったのがきっかけだったのかなと思います。

-絵描きを目指したのは幼い頃からだったのでしょうか。

丁子紅子:幼い頃は仕事としては見ていなかったです。現に大学卒業後も就職していますし。

絵を描いて生活することに憧れていたのですが、現実的に仕事としては考えてなかったと思います。

-ジュエリー会社で働かれたきっかけを教えてください。

丁子紅子:美大だったので就職に疎く、自分から動かないとそういうところにたどり着けない環境でした。

ジュエリー会社は選択肢の1つだっただけで、あんまり絵に関係する仕事じゃない方がいいなとは思っていました。

絵は描き続けたいなと思っていたのですが、仕事と絵を分けたいと考えていたので、好きなことが接客業だったので接客業を中心に考えていました。

人と話したりして、ものづくりが出来れば一番楽しいなと思ったし、人と関わるお仕事という大きな括りで見て、ブライダルや、マーケティング、企画など色んな会社を受けていました。

その中の1つがジュエリー会社だったということで、ジュエリー会社に絶対就職する!っていうわけではなかったです。

私が就職したジュエリー会社はリフォームがメインで、もともと鉱物とか石が好きだったこともあり、そういう勉強も面白そうかなというのもきっかけとしてすごくありました。

-その時のご経験が今のご活動に活きているなと思うことはありますか?

丁子紅子:結論からいうと、会社に就職してすごくよかったと思っています。

就職をしたことで、事務、経営、経理的なことも含めて、どういうふうにものが作られて、どういうふうに人に渡っていくのかという、物事の流れを知ることが出来ました。そういう物事の流れを知ることはとても大事なことだったと思います。

接客をしながらものを作る仕事だったので、結局絵描きも絵は描きますけれども、人との関わりで最後は成り立つと思っていています。お客様やギャラリーさんとのコミュニケーションなど、その時の経験がいまに活きているなと思います。

-学生時代はバイトはされていましたか?

丁子紅子:居酒屋などの飲食系や結婚式場でアルバイトをしていました。

人と接することが最初は苦手で、苦手克服から入ったところもあったんですけど、やっていくうちに人と話すのが好きかもって気づいたのはバイト時代かなと思います。

-現在に至る道のりで一貫してご自身で大切にされているものはありますか?

丁子紅子:人とのご縁といいますか、すべて人と人との成り立ち、関係性で物事が動いていくなと思っています。一つ一つの出会いだったりは何か理由があって出会っていると思っているので、そういうところで一つ一つを大事にしたいです。お客様もそうですし、お仕事の関係者の方もそうですけど、そういうところをきちんと失礼のないように、真摯にちゃんと向き合うというところはとても大事にしています。

-現在育児もされているとのことですが、制作と育児の両立するにあたって意識していることはありますか?

丁子紅子:私自身は結婚してから意識し始めたのですが、私だけの生活じゃなくなったので、描く時間はちゃんと決めるようにしています。結婚してからは、朝の9時から夜の6時までとか、今は子供がいるからもう少し短いんですけど、それ以外の時間は絵を描かないようにしています。なので家に画材道具はないですし、アトリエで作業するだけにしているんです。メリハリを持って、”この時間しか描けないよ”という風にしています。

それが1番大事な気がしていて、そうするとその時間しかないから、その時間にものすごく集中して描きますね。育児は母に見てもらってるんですけど、見てもらってる時間しか私には時間がないから頑張らなきゃと自分を奮い立たせています。

-その前は好きな時間に絵を描くスタイルだったのですか?

丁子紅子:就職していた時は、お休みの日とか夜しか描けなかったので深夜に描いたり、寝る時間を割いて描いていましたが、結局身体壊すし、あんまりいいことがなかったです。朝仕事をするのが一番いいと思って、そういう時間帯に仕事をするようにしました。

アトリエは自宅から自転車でいける距離で、環境に恵まれていているのでメリハリをつけられる環境ではありますね。

-お子さんの存在が作品に影響を与えたりすることはありますか?

丁子紅子:私自身はあんまりないなと思っていて、特に子供の絵を描くわけではないですし、意識しているところはないんですね。

でもお客様とか、ずっと見ていてくださる方からすると、結婚した時にも言われたんですが、絵が優しくなったと言われて、ここ最近子供が出来てからまた更に優しくなったし、柔らかくなったよねと言ってもらえることが多いので、おそらく母性ではないけれど、そういうのが滲み出ているのがあるかもしれません(笑)

手の中で愛でる日本画等、今までにないような作品の形を作っている印象ですが、

 そのような発想や元になるアイデアはどのようにして思いつくのでしょうか。

丁子紅子:ほんとに絵しか描いていなくて、お出かけとかもしないので、外でインスピレーションを受けるみたいなことはあんまりないですね。

手の中で愛でる日本画はコロナの影響が大きかったんです。

個展とかをやっても人が来なくなっちゃったり、逆に急にネットで絵が売れたり、やっぱり絵を求めてるじゃないですけど、リモートワークなどの影響で絵が家の中にあったりしたらいいなと思う方が増えたのかなという肌感がありました。でも、絵って高いし、買うことにハードルを高く感じていると思うので、もっと手軽にじゃないですけれど、ご提供出来る作品が出来ないかなと思って考えました。よくあるのがドローイングとか、ちょっと完成までは行かないような、日本画という形ではないものだったらお安く提供出来たりするから、やってらっしゃる方もいるんですね。でも日本画っていう存在自体というか、私は日本画が好きなので、岩絵の具の美しさだったりをちゃんとそこに詰め込んだものを手に持ってて欲しいと思っています。なので、愛でられるものないかな?うまく出来るものないかなと頭をひねったところ、パッと思いついてあんまりこういうことしてる人はいないよなと思って始めたのがきっかけでした。

常に日本画を、もっと手軽に飾ってもらえたらいいなと思いながら生活をしています。お客様とふれあってお話していく中でも思うことはありましたし、そういう今まで積み重ねてきた経験からイコールで出てきたのが手の中で愛でる日本画という作品だったという感じですね。

-丁子紅子さんのファン層はどれくらいの年代ですか?

丁子紅子:お洋服のブランドさんとコラボしたり、音楽関係とコラボしてからは、同世代くらいとか、大学生くらいとかの結構若い人が増えたんです。

ちゃんと作品を持ってて、ちゃんと作品を見に来てっていう、長く応援してきてくださっている方々は4,50代の男性が多いですね。中でも若くて30代後半でボーナスで絵を購入する人もいます。

-ご自身はアートを買うことは若い頃にされていましたか?

丁子紅子:私は結構絵を買うタイプなので、部屋に色んな作家さんの絵を飾っているんですけど、絵を買うようになったのは、やっぱり会社を辞めてバイトしながらの苦労してた時を乗り越えた30歳前くらいからですかね。

-学生がアートを楽しむ方法や、アドバイスはありますか?

丁子紅子:入口として美術館が多いのかなと思います。ニュースとかで、〇〇展がやっていますっていうマスコミの情報から入る人も多いのかなと思うんですが、そういう方達って小さいギャラリーがあって、若い作家さんがこういう風に活動しててというのを知らないんじゃないかなと思うんですね。そういうギャラリ-に足を運んでみるという所から面白い出会いがあると思っています。美術館って手に届かない、全然別世界、教科書の世界だと思うんです。

今を生きている作家で、同じような年齢の人が、こういう展示をしていて、そういうところに足を運ぶことで生まれることがすごく多い気がするので、そういう場所に足を運んでくれたら美術の楽しみ方が広がる気がします。

-中学、高校、大学時代に熱中していたことはありますか?

丁子紅子:中学時代は剣道部に所属していて、剣道を頑張っていました。それが終わってからは高校に入るためにデッサンとか、色彩構成とかの試験があったので、もうとにかく予備校に通って、毎日デッサンをするのに尽きるような中学生活でした(笑)

とにかく入りたい学校があったので、それに向けて頑張っていたし、入ってからは藝大に行きたかったので、ほんとに高校時代もとにかく絵しか描いてなかったです。3年間毎日受験勉強をずっとしてました。

美術科だったから学校の半分の授業が絵の授業だったし、絵しかしてないんじゃないかというくらい高校時代は絵を描いていましたね。

藝大は落ちてしまって、女子美に行ってからは、なんて言うんでしょう、、私は藝大に行くっていうことを目標に頑張って来ちゃったので、ちょっと腑抜け状態で、日本画を学びたかったのはそうなんですけど、実は工芸に行きたかったんです。

藝大の工芸科を受験していて、試験内容とか色んな事を踏まえて女子美は日本画を受けたんです。

着物の友禅をやりたかったので、日本画からも友禅に行く人いるよというのを聞いて、女子美の工芸は全然違う試験だったので、日本画を受験しました。日本画に縁があったんでしょうね。

結局腑抜け状態になってしまって全然身が入らなった1年生だったなと思います。

そこから社会との出会いがあって、ロッテリアでのアルバイトだったりが楽しくなって、

自分でお金を稼いで、好きな画材を買ったりっていうので、世界が少し広がった感じでしたね。

バイトはものすごく一生懸命頑張ってたし、もちろん絵に関しては頑張っていたんですけれども、どちらかというと授業を頑張っていたというよりは、社会勉強という方に私はシフトしていたかなというふうに今は思いますね。

だからその時は絵描きになろうとは思ってなかったし、就活をすごく頑張りました。

色んな企業調べたりとか、次の目標が分かりやすい道っていうのが頑張れるんだなと分かりましたね。私の大学時代って今みたいに若手の作家さんが出れる時代ではなかったですし、美人画もブームがまだ来てなかったし、学生の内から展示が出来るなんて、、、という世界でしたね。

なのでとりあえず就職するんだったら、就活をすごく頑張ろうという感じでした。

だから学生時代はとにかく目の前に現れた課題をとにかくこなして頑張っていたっていう生活をしていましたね。

写真 Tokyo Creator Series ] Beniko Choji より

-アルバイトと学業の両立は大変そうですね。

丁子紅子:そうですね〜。しかも大宮から相模大野まで2時間半くらいかけて通ってて、バイト出来るのも深夜とかになっちゃって、寝る時間もなく、ほとんど寝てない生活をしていました。

なので、授業中寝てましたね。バイトに間に合わないから、授業の途中で抜け出したりしてましたし、あんまり良い学生じゃなかったですね(笑)

やることはやってたんですけど、今思うともう少しちゃんと勉強したかったですね。

土曜日も学校に行ってて、日曜日がお休みだったんですけど、日曜日はバイトに行ってたんで、お休みはあんまりなかったですね。

-学生時代を振り返って、こうしておけばよかったなと思うことはありますか?

丁子紅子:大学受験でいうと、絵をものすごく頑張っていたんですけれど、学業の勉強をあんまりやらなかったので、運よく女子美には入れましたけど、多摩美は勉強の方で落ちてしまったので、やっぱり勉強はちゃんとしておけば良かったってこれだけはほんとにずっと思ってます。

英語も全然出来ないんですけど、今思うと海外とのやり取りとかもあったりするので、英語は必要最低限でもやっておくべきだったなと思いますね。

絵を頑張りすぎてしまって、やっぱりどっちも頑張れた方が良かったなとずっと後悔してます。英語が出来れば、海外のアートフェアに気軽に参加出来たりするんでしょうけど、一人じゃ怖くていけないですね。英語は大事。。

-大学時代の授業などでいまの制作に活きていることはありますか?

丁子紅子:日本画の授業が一番活きてるなと思いますね。

女子美は絵具を作る授業があって、岩絵の具を石から砕いて作ったりとか、色んなものから絵具を作ってみたりとか、そういう授業がたくさんあったので、それに関してはやっぱり今に活きてるなというのはあります。

むしろもう一回ちゃんとやり直したいなと思うくらいすごくいい環境だったなと思いますね。

-進路を決定する際に大切にしていたことや考えはありますか?

丁子紅子:絵を描くという自分の好きなことで今まで生きてきてしまっていたので、社会に出るということはそれがなくなるということじゃないですか。

そうなったときに私は耐えて生きていけるのかというのをすごく考えていて、そうなったときに、仕事も楽しめないと壊れちゃう気がして、やっぱり自分が興味を持ってたり、自分がわくわくするような仕事ができるていうことは大事にして企業を探していました。

絵の活動はしたいと思っていたので、お休みは週休2日で、シフト制のところをって考えてました。

-お友達はどんな職種に就職されていましたか?

丁子紅子:結構学校の先生とかが多かったですね。アニメーションとか、デザイン事務所も就職先でありましたし、結構普通の職業についている人も多かったですね。事務職だったり、SEだったり、皆バラバラでしたね。

アニメーションやデザイン系に進んだ子は体力的な面で辞めっちゃったりする子はいるなという印象ですね。

-今も絵を描かれてるお友達はいらっしゃいますか?

丁子紅子:私の代は結構多くて、同期でグループ展が出来るくらいいます。

12人くらいはしっかり今も活動してますね、仕事しながらしてる人ももちろんいますし、、その友達の展示を見に行ったりとかでちょっとずつ繋がったりはしていますね。

―チャリティーアート展の作品について

-今回の作品のポイントを教えてください。

丁子紅子:テーマを聞いてラグジュアリーというところが頭に残ったので、華やかさだったりとか、いつもの自分の作品よりはラグジュアリー感、きらびやかだったり、華やかさだったりとかを意識しました。学生さんとの展示ということで、内なる気持ちが羽ばたいていくような希望が持てるような雰囲気の作品にしたいなと思って制作しました。

タイトルは、「わたしの瞬き。」と「望。」です。

写真 Tokyo Creator Series ] Beniko Choji より

テーマを聞いたときにどう表現しようと思いましたか?

丁子紅子:ほんとにどうしようって思いましたね。

テーマで絵を描くことがあんまりないといいますか。

人にゆだねるということをコンセプトに制作しているので、自分がテーマに沿って描くということを普段してないから、どうしようと思ったんですけど、やっぱり希望のある展示だと思っていて、これから作家さんになりたいとか、絵に興味を持った学生さんとかそういうところに向けたという感じを表現しました。もちろん3つのテーマもありましたけど、希望というところを表に出せる作品にしたいなという、これから羽ばたいていくという制作をしようと思いました。

-実際に制作を進めてみて、イメージ通りに進みましたか?

丁子紅子:こういう絵にしたいという感じには仕上がったかなという感じです。

-今年のチャリティーアート展は、11月にバーニーズ ニューヨークの銀座本店で行われますが、注目してほしい点などはありますか?

丁子紅子:普段開催してるグループ展のメンバーとは違って、色んなテイストの作家さんがいらっしゃると思うので、色んな画材や手法を使ってたりする作家さんの違いだったり、表現方法だったりとかを、一つのヒントにしてもらえてたらいいなと思います。

-現在のアート業界について何か思うことはありますか?

丁子紅子:美術団体っていうのはとても弱くなってきていると思います。

ていうのも、今は自分で発信出来る時代になっているし、自分で展示も出来る時代になってしまったので、前は画壇に入っていないと百貨店で展示ができないというしきたりだったりとか、○○先生の下について、とかそういうのがすごく厳しいというのがあったんです。

でも今は、そうじゃなくて単独で活動するっていうのが増えたので、どんどん若い人も減っちゃってますね。私も委員やってますけど、若い人って全然少ないです。

この後この美術団体はどうなるんだろうっていうくらいやっぱり年齢が上の人が多いので、

やっぱり若い人にも入ってもらいたいっていうのが会の望みとしてあるんですね。

ただめんどくさいとか、色んな事はあるので、美術団体も美術団体で、努力しなきゃいけないなと思ってますね。

若い人達に、ここで出したいなって思われなかったり、つまんないと思われてるんじゃないかなと思っていますね。でも今の若い方々もそういう古き良きじゃないですけど、そういう美術団体というのはなんで残り続けているんだろうじゃないですけど、そういうことも踏まえて勉強してみたりとか、団体に出してみたりとかは悪いことじゃないていうか、なかなか年が上の人たちと関わる機会ってあんまりないので、そういう人たちのお話とかそういう人たちがどういうふうに活動してきたのかってそういうのを聞くってことをこれからに活かしていくべきだと思っています。もう少し興味を持ってもらえる活動をこちら側も出来ればいいなと思っております。

-最近気になっているアーティスト様はいらっしゃいますか?

丁子紅子:最近はですね、、色んな方を見るんですけど、、

私、割とデザインっぽいのが好きなんです。

2つの観点で言うと、最近とっても素敵だなって思ってる作家さんは、岩本和保さんです。今もグループ展を一緒にやってるんですけど、

この方の世界観が結構素敵で、分際を描いてるっていうふうにすごく感じて、

最近すごく好きなんですけど、単純に好きな作家さんですね。

もう一つは活動という所ですごく面白いなと思ってるのが、ナカミツキさんですね。

彼女は一番最初に相談を受けて、始めたばっかりの頃に相談を受けたんですけど、

デジタルっていうところに意味を持たせて活動していらっしゃる方で、やっぱり私ってどうしてもアナログな人間なんで、やっぱり手作業が好きっていうタイプなんですけど、なんかそのアナログじゃなくて、デジタルっていうところでの可能性っていうのをただ描くっていうところだけじゃなくて、すごく意味を持たせてデジタルだから出来るっていうことをやってらっしゃる方なんですね。とても見ていて面白いなって思っていて、

これからどんどんすごく素敵な活動をしていくんじゃないかなって思っている作家さんです。

-これからの活動でやりたいことなどはありますか?

丁子紅子:色んな夢はありますけど、私は広告を一度やってみたいっていう夢はあります。

そういうことを含めて、手の中で愛でる日本画は私の原点で、やりたいことの総まとめのようなものだなと思いますね。やっぱり絵を飾るということが当たり前になってくれたらいいなとすごく思うし、今はデジタルとかAIとかそっちの方に行っているんで、それも素敵だけど、AIが出来ない手作業をもう少し大事にしたいなっていう風に一人の作家として思っていますね。そういう手作業だったり、職人技だったり、絵具一つにしてもそうですけど、作っている人がいるので、そういうことをうまく伝えていける作家になりたいなと思います。

-アーティスト様を目指している作家さんへの応援のメッセージをお願いいたします!

丁子紅子:私も学生から絵の道を進んできて、色んな不安もあると思いますし、やっぱり普通じゃない道って言ったらあれですけど、なかなかこう普通に通る道ではないので、不安になることとかもたくさんあると思うんですけど、とにかく学生のうちは絵の技術をあげるのが大事ですね。デッサンっていうほんとにおおもとの部分を学べるのは学生のうちだけなので、吸収の仕方ももちろん違いますし、そういう時間をとても大切にしてもらいたいなと思います。やっぱり今になって思うけど、この年齢になってなかなかデッサンの勉強はしないので、やっぱりほんとの基礎技術を高めるっていうのは、学生のうちしかないっていうのをすごく大事にしてもらいたいなと思います。

-最近気になっているアーティスト様はいらっしゃいますか?

丁子紅子:最近とっても素敵だなって思ってる作家さんは、

岩本和保さんです。今もグループ展を一緒にやってるんですけど

この方の世界観が結構素敵で、分際を描いてるっていう風に感じて、

最近すごく好きなんですけど、単純に好きな作家さんですね。

もう一つは活動という所ですごく面白いなと思ってるのが、ナカミツキさんですね。

彼女はデジタルっていうところに意味を持たせて活動していらっしゃる方なんです。

私はどうしてもアナログで手作業が好きな人間なので、デジタルでただ描くっていうところだけじゃなくて、すごく意味を持たせてデジタルだから出来るっていうことをすごくやってらっしゃる方なんですね。とても見ていて面白いなって思っていて、

これからどんどんすごく素敵な活動をしていくんじゃないかなって思っている作家さんです。

-これからの活動でやりたいことなどはありますか?

丁子紅子:色んな夢はありますけど、私は広告を一度やってみたいっていう夢はあるんですけど。

そういうことを含めて、手の中で愛でる日本画は私のすごく原点というか、やりたいことの総まとめというかやっぱり絵を飾るということが当たり前になってくれたらいいなとすごく思います。今はデジタルデジタルってAIとかそっちに行っているので、それも素敵だけどそうではない手作業ってことがAIじゃ出来ないことっていうことをAIで出来るっていう言い方もありますけど、なんかそういうことじゃないことをもう少し大事にしたいなっという風に一人の作家として思っています。

手作業だったり、職人技だったり、絵の具ひとつにしてもそうですけど、作っている人がいるので、そういうことをうまく伝えていける作家になりたいなと思いますね。

-アーティスト様を目指している学生さんへの応援のメッセージをお願いいたします!

丁子紅子:私も学生から絵の道を進んできて、色んなねこう不安もあると思いますし、やっぱり普通じゃない道って言ったらあれですけど、なかなか普通には通る道ではないので、不安になることとかもたくさんあると思うんですけど、とにかく学生のうちは絵の技術をあげる、デッサンっていうほんとにおおもとの部分を学べるっていうのは学生のうちだけなので、なので、もちろん吸収の仕方ももちろん違いますし、そういう時間をとても大切にしてもらいたいなと思います。やっぱり今になって思うけど、この年齢になってなかなかデッサンの勉強はしないので、やっぱりほんとの基礎技術を高めるっていうのは、学生のうちしかないっていうのを大事にしてもらいたいなとすごく思います。

―ありがとうございました!


PROFILE

丁子紅子 / Choji beniko

1991年1月24埼玉県大宮出身現代童画会 委員大宮光陵高等学校美術科卒業

2023年女子美術大学絵画学科日本画専攻卒業

都内百貨店、ギャラリーを中心に日本画の作品発表。

本の装丁、CDジャケットアートワーク、アパレルや眼鏡ブランドとのコラボなどの活動も行っている。

X(旧Twitter):https://twitter.com/chbeni

Instagram:https://www.instagram.com/benikochoji/